千載一遇の「千載(せんざい)」は、長い年月、永遠を意味します。
千歳飴の「千歳(ちとせ、千年と書いて"ちとせ"と読ませる事も)」、千代紙の「千代(ちよ、千世とも書く)」、一日千秋(いちじつせんしゅう、すごく待ち遠しいさま)の「千秋」も、ほぼ同じ意味です。
ちなみに相撲や演劇興行の最終日を指す「千秋楽」は、元々は物事の終わりと言う意味です。
千と同様に万も「非常に多い数」として扱われる場合が多く、千代に対して万代(ばんだい、萬代とも)、千世に対して万世(ばんせい)という言葉が有ります。
万歳(バンザイ)も、万年雪や万年床の万年の意味が、長生き→お祝いのコトバへと変化した物です。
鶴は千年・亀は万年、笑止千万、迷惑千万、千客万来、千変万化、千差万別などなど、千と万がセットになったコトバも沢山有りますね。
「せんしばんこう」もその1つ。
充てられる漢字が2つ有って、「千思万考」ならば『様々な考えを巡らす事』、「千紫万紅」ならば『様々な色(の花が咲き乱れるさま)』になります。
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英語圏では1000ではなく、1001が多数を意味するそうです。
one of thousands of 〜、a thousand and one 〜 は、無数の〜 という意味になります。
「アラジンと魔法のランプ」や「アリババと40人の盗賊」が収録されている物語集「The Thousand and One Nights (千夜一夜物語=アラビアンナイト)」は、有名ですね。
ちなみに、one of hundreds of 〜、a handred and one 〜 にも、多数の〜 という意味が有ります。
「One Hundred and One Dalmatians (101匹わんちゃん)」が、なぜ101匹なのかこれで分かりましたね。
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