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『三の酉まで有る年は火事が多い』ってホント?
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ウソです(笑)。
鶏の"とさか"が火を連想するからだと言う人も居ますが、これなら『鏡餅にヒビが入る年は火事が多い』の方がタメになる言い伝えです。
十二支が12個なのに対し、11月は30日迄ですので、11月1日〜6日に酉の日が有る年は「三の酉」迄有り、無い年は「二の酉」迄となります。
1年は365日、12で割ると5余りますから、毎年5個ずつ日にちの十二支がズレて行きます。
ですから、三の酉まで有る年はだいたい1年おきから2年おきにやって来る訳です。
消火器もスプリンクラーも消防車も無い昔なら、これくらいの間隔で防災点検をしても、し過ぎるという事はなかったでしょう。
ちなみに三の酉の火災については、こんな説も有ります。
江戸で一番の酉の市は、吉原遊廓のすぐそばの「おとりさま」で催され、その日は通常は開けない「大門」以外の門も開放して人通りを良くしたそうです。
男衆がお参りの帰りに、そのまま吉原に立ち寄ってしまうのを防ぐだめに、留守を預かる女性達が広めた噂だという説です。
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