我が国では、五体、五感、五臓などの言葉から、5は完成された数字という意味合いが強いです。
また、3同様「再生」の意味も持ちます。
人間の手足の指の数と同じなので、数取り(物の数を数える事)の基本になる数字です。
現代は「正」の字で数取りしますが、江戸時代は「玉」の字が主流だったそうです。
一説によると星印も数取りの為に平安時代に考案された図形だとか。
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🟩五体
「五体満足」の五体って何?
そりぁ〜当然、頭・右手・左手・右脚・左脚でしょ?
ハイ、それも正解。
でも他にも有るんですよ。
頭・首・胸・手・足。
それから、筋・脈・肉・骨・毛皮。
🟩五感
人間が感じる視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つの感覚。
これらを感じる器官、目・耳・鼻・舌・皮膚が五官。
『ゴカンを駆使する』
『ゴカンに働きかける』
『ゴカンに響く』
さてどっちのゴカンを使う?
五感以外に「何となく」感じる「勘」みたいな物が「第六感」。
第六感の器官は「心」?
🟩五臓
心臓・肝臓・脾臓・腎臓・肺臓。
ちなみに六腑は、大腸・小腸・胃・胆(胆のう)・膀胱(ぼうこう)・三焦(さんしょう)。
五臓と違って中空になっているのが特徴です。
三焦は実在しない仮想臓器です。
🟩五味(ごみ)
酸(っぱ)い・苦い・甘い・(ピリ)辛い・塩辛いの5つの味。
以前は学校で、甘味は舌の先端、塩味は舌の両脇、苦みは舌の奥で感じると教えていましたが、個人差が大きいので、最近は教えないそうです。
苦い物=危ない食べ物は、瀬戸際で阻止するんだなぁ、なんて感心した物ですが。。。
五味に、渋味、旨味を加えた7つが、人間の感じる事が出来る味だとされます。
🟩五方(位)
東西南北+中央。
元々は中国の考え。
🟩五色(ごしき)
青・赤・黄・白・黒の5色。
この世の諸々の事物を構成する要素、木・火・土・金・水を象徴する色とされます。
これも中国の古い思想。
五色には「種々の色」という意味も有ります。
この場合の「五」は、「五目」の「五」と同様、沢山という意味です。
🟩五重塔
下から、地・水・火・風・空を意味します。
石塔の五輪塔(ごりんのとう)も同じです。
亡くなった人を供養する、地水火風空に返すのが目的です。
五輪は五大とも言います。

<五輪塔>
🟩五輪
オリンピクの五輪のマーク、いっつもどれがどれだか忘れちゃうんですよね。
左上:◯(青):ヨーロッパ
左下:◯(黄):アフリカ
中央:◯(黒):アジア
右下:◯(緑):オセアニア
右上:◯(赤):アメリカ
輪の重なり方の覚え方。
左から順番に、右の輪が左の輪より、
上下下上上下下上
を通過します。
五輪の旗が初めて掲揚されたのは、第7回のアントワープ(1920年)です。
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🟩「5」のお守り
・5円玉待受
・5円玉フレーム
・5円玉フタンプ
・5円玉と使い古した赤鉛筆
・五角形フレーム
・五芒星スタンプ
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