@フリージア
切り花でおなじみですね。
とても良い香りがする花です。
黄色の物が多く出回っていますが、白やピンクも有るんですよ。
代表的な花言葉は『純潔』。
Aフラスコ
言わずと知れた理科実験用具ですが、普通の水筒の事もflaskと言います。
ちなみに同じ実験用具のビーカー(beaker)は、鳥(特に猛禽類)のクチバシの事。
フラスコと響きが似た言葉に「フレスコ」が有ります。
フレスコ画とは壁画の手法の一つで、生乾きの漆喰壁に水で溶いた顔料で絵を描き、壁の乾燥で絵が定着するという方法です。
顔料の発色が良く活き活きとした絵が描けるのでイタリア語で「新鮮な」を意味するfrescoとなりました。
frescoは英語でfreshです。
B封筒
昔、手紙は巻物でしたのでそれを包めば当然「筒」型になります。
紙片を折るかもしくはそのままの形で送付するのが当たり前の現代でも、「封筒」という言葉はごく一般的な用語として残っています。
古式の書状「竪文(たてふみ)」は、一枚の「本紙」に本文を書いて巻き、その上に何も書いていない「礼紙(らいし)」という紙を巻いて、さらに「懸紙(かけがみ)」という紙でくるんでそこに宛名を記します。
この懸紙が封筒の原型です。
「礼紙」は追伸用の予備の意味も有ったようですが、「礼」の字からも分かるように最低限のエチケットとされていました。
今でも、短い内容で便箋1枚になってしまった時、そのままだと失礼なので白紙の便箋と重ねて封筒に入れる習慣は、その名残と言えましょう。
Cフロッピーディスク
フロッピー(floppy)とは「だらしない」とか「締まりがない」という意味。
ハードディスクとかに比べて、フニャフニャしているからです。
ディスケット(diskette)なんてカワイイ言い方も有りますが、これはIBMの商標。
あのドクター中松が発明したそうですが、どこの部分が氏の発明なのかは難しくて分かりません。
Dフォーク
特に説明は要りませんね。
ナイフとフォークのフォーク(fork)です。
ちなみにフォークソングのフォークはfolkで、大衆・庶民という意味。
ポピュラー(popular)と同義。
つまり、フォークソングとポップスは一緒!
…な訳ないか。
Eフライパン
正確にはfrying pan(panは平鍋の事)です。
食べるパンはポルトガル語の「pa~o」が元で、鉄砲伝来の頃からの外来語。
フライパンを揚げパンだと思ってる人はまず居ませんが、ミルクパン(一杯のミルクを湧かすのに丁度良い小型の鍋)をミルクのたっぷり入った菓子パンと間違えたりしません?
Fフランクフルト(ソーセージ)
ウインナーソーセージより太くて大きいソーセージを日本ではフランクフルトって呼んでます。
JAS(日本農林規格)では、羊腸に詰めた物又は製品の太さが20mm未満の物をウインナーソーセージ、豚腸に詰めた物又は製品の太さが20mm以上36mm未満の物をフランクフルトソーセージと規定しています。
(ちなみに牛腸に詰めた物又は製品の太さが36mm以上の物はボロニアソーセージ)
本場のドイツやオーストリアでは、「ウィンナー」大の物を「フランクフルト」と呼んでいるそうです。
G(ソーダ)フロート
図のようにシロップの入ったソーダ水にアイスクリームを浮かべた物は「クリームソーダ」。
コーラやコーヒーに浮かべたら「○○フロート」と呼ぶのが一般的ですね。
ルートビアや本物のビール(特に黒ビール)にアイスクリームを乗せた「ビアフロート」「ビールフロート」なる物も有ります。
クセになる味だそうですので、一度お試しあれ。
ちなみに、日本で最初にクリームソーダを紹介したのは明治35年、銀座の資生堂パーラーというのは有名な話。
もちろん今でも出してます。
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