🎨お守り待受
■雷鳥
日本で一番高い所に棲む鳥。 つまり、雷鳥より上を飛ぶ生き物は居ないという事です。 神の領域である奥山(*注)の頂で暮らす雷鳥は、昔から「神の鳥」と呼ばれ大切にされてきました。 既に江戸時代の加賀藩で、白山や立山に監視員を派遣したり、周辺の村に監視を命じたりして保護に乗り出していたという記録が残っています。
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──しら山の松の木陰にかくろひて、やすらにすめる らいの鳥かな
夫木和歌抄(1200年)中の後鳥羽上皇の歌です。 江戸中期、御所で火事が発生した時に、この和歌と雷鳥が描かれている掛け軸を飾っていた建物だけが焼失を免れました。 以後、雷鳥とこの歌のセットは雷除け、火災除けの護符となったそうです。
*注:
奥深い山。 人がめったに足を踏み入れない、手つかずの山。 「里山」の対語。
夏羽(♂)
冬羽(♂)
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