🎨お守り待受

■ビリケン
1908年、アメリカの女流芸術家フローレンス・プリッズ(Florence Pretz)が、夢の中に出て来た神様を像にしたのが「ビリケン(BILLIKEN)」の始まり。 彼女が「The Craftsman's Guild of Chicago」主催のコンテストで優勝したのをきっかけに注目を浴び、米大手の人形メーカー、ホースマン社(E.I.Horsman Co.)が製品化して世界的に大ヒットしました。 1912(明治45)年、「新世界」(*注1)にオープンした遊園地「ルナパーク(月の園)」に、ビリケン像を安置した「ビリケン堂」が造られ大阪名物となりました。 七福神にビリケンを足して「八福神巡り」が行われたほど流行したそうです。 しかし、ルナパークはわずか10年足らずで閉鎖してしまいます。 その後1979(昭和54)年、「通天閣」(*注2)に「ふれあい広場」(現 3Fイベントホール)ができた際に、ビリケン像が復活しました。
子供にもおじさんにも見える外見に、笑っているようにも怒っているようにも見える表情。 両足を前に投げ出した独特のポーズ。 今風に言えば「キモカワイイ」この神様は、今でも大阪の人気者。 足の裏を掻いてあげると、願い事が叶うそうです。
*注1:しんせかい
大阪市浪速区に在るちょっとレトロな歓楽街。
*注2:つうてんかく
新世界の中心に建つ展望タワー。
赤毛
青毛

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