🎨お守り待受
■昇り猿
「猿も木から落ちる」と言いますが、同じ意味の諺に「弘法も筆の誤り」が有ります。 弘法大師が間違えたのは、61年の生涯でたったの1回。 「応」の字の上の点を忘れたという物だけ。
猿も同じです。 木から落ちる事なんてまず有りません。 ですから、猿が昇ったら『もう手が付けられない』状態です。 そんな訳で、全国には昇る猿をモチーフにした縁起物が多数有ります。 特に有名なのは、延岡の「昇り猿」。 猿の張り子が竹竿につかまっているのですが、菖蒲の絵が描かれている"のぼり"を背負っていて、それに風が当たると竿を昇ったり降りたりするのです。 大変良くできた郷土玩具で、江戸時代から続いています。 端午の節句の時に、子供の立身出世と無病息災、家の平和と豊作を願って飾ります。 「昇り猿」は昭和43年の年賀切手のデザインにもなりました。 昭和43年はもちろん申年です。
黒マット
白マット
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