🎨お守り待受

■クリスマス・プディング
クリスマス・プディング(別名プラム・プディング)は、イギリスのクリスマスディナーを飾る伝統的なデザートです。 クリスマス・プディングは14世紀、クリスマス祭礼に備えた断食用の食事「frumenty(小麦粥)」が起源です。 ビーフやマトンに干しぶどう、プルーン、ワイン、スパイスを加えたスープの様な食べ物でした。 その後1595年にかけて、レーズンやドライフルーツをぎっしり詰めて、卵やパン屑で固め、ビールやスピリッツで風味付けをした物にゆっくりと変化して行きました。 1650年頃には一般的なクリスマスのデザートになりましたが、1664年にピューリタンは悪い習慣としてそれを禁止しました。 1714年、キングジョージ1世(King George I)王がクリスマス・プディングを食し楽しんだ事から、クリスマスデザートとして復活。 19世紀のビクトリア王朝の頃には、今日食べられている物とほぼ同じになりました。
England
今日のクリスマス・プディングは、大量のドライフルーツやピューレ、ナッツ類に、牛の脂とパン粉や小麦粉、卵、砂糖を加え、香辛料や蒸留酒で香り付けした物を型に流し蒸します。 出来上がった物は保存が利くので、クリスマスになったら再度蒸し、切り分けて最後にホイップクリームやカスタードクリーム、ブランデーバターソースをかけて食べます。 切り分ける前のボウルを伏せた様な形のプディングのてっぺんにヒイラギの小枝を挿したり、部屋の灯りを消し、ブランデーをかけて火を付けるという演出も良く見られます。 これは元々は復活祭の習慣で、ヒイラギはイエスの「茨の冠」、炎はイエスの「愛とパワー」を表すと言われています。 プディングを作る時に、銀貨などを入れておき、食べる時にそれが入っていた人には来年幸運が訪れるというオマジナイも広く行われていますが、これはキリスト教とは別の古くから有る習慣です。 日本や中国でもお正月などのお餅やお饅頭で似た様な習慣が有りますよね。 プディングの中に良く入れる小物には次の様な物が有ります。
指輪…早く結婚できる
指貫き・ボタン…一生独身で過ごす(泣)
コイン…お金持ちになる
最近はクリスマス・プディング用の小さな金属プレートが売られていて、刻まれている絵柄で来年を占うそうです。
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プディングと言うと、我々日本人はいわゆるプリン🍮を想像しますが、カスタードプリンはフランス生まれのデザートです。 クリスマス・プディングはそれとは似ても似つかない食べ物で、ケーキの部分が殆ど無いパウンドーケーキの様です。 真っ黒な色をしていて、味は濃厚でとてもクセが有ります。 イギリスではクリスマスシーズンになると店頭でも売られますが、基本的には自家製です。 各家庭で代々かたくなに守られている味とレシピが有って、皆自分の家のクリスマス・プディングにはこだわりを持っています。 クリスマス前の日曜日には、家族で材料を木のスプーンでかき混ぜる「Stir-up Sunday(かき混ぜの日曜日)」なる儀式も有るくらいです。 なるべく早めに作って、良く寝かせる程味が良くなると信じられており、『クリスマスが終わったらすぐに来年のプディングの準備にとりかかる』と自慢する人も居る程です。
◇◇
そんな訳で、このクリスマス・プディング待受は、1年に1回しか無いイベントが終わってしまって、1年後のその日に向けてまた1年間頑張るぞ!というやる気にさせるお守りです。 試験や試合、大会やコンテスト、オーディションなど、特にそのイベントが残念な結果になってしまった時に、あなたの力になる事でしょう。
カスタードソース
大人のブランデーソース
ホワイトソース具ダクサン
カスタード(ピンクカンバス)
ブランデー(ピンクカンバス)
ホワイト(ピンクカンバス)
3コ
3コ(ピンクカンバス)

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