📷ラッキーフレーム
■グサーノ・ロホ
メキシコの芋虫入りテキーラの銘柄名。
日本でも比較的大きな酒屋さんに行けば、マンガチックな虫のイラストがラベルに描かれたボトルを、手にとって見る事ができます。 3〜4cmの虫が、1瓶に1匹ずつ、底に沈んでいます。 生きている時は真っ赤な色をしていましたが、長い事漬かっている間に琥珀色のテキーラと同化してしまいました。 この虫は、テキーラの原料になる竜舌蘭(リュウゼツラン)に着く蛾(ボクトウガ)の幼虫です。 この虫のフンが、メキシコの強烈な日差しで乾いて固まった物を塩代わりに舐めながら、ライムを口中に絞り、丈の長い小さなグラスに注いだテキーラをグイッと一気に引っかける…。 情熱の国メキシコの、酒場の熱い情景が目に浮かんできます。 グサーノ・ロホを仲間と回し飲みして、最後に虫がポトンとグラスに入った人は、願いが叶うと言います。 もちろん虫は食べられます。
◇◇
■豆知識1
テキーラ(Tequila)は、メキシコのテキーラ町周辺の、アガベ・アスール・テキラーナ(Agave Azul Tequilana)という特別な竜舌蘭で作られた物だけに付けられる名で、それ以外はメスカル(Mezcal)と呼びます。 グサーノ・ロホは、正確にはメスカルです。 ラベルにもそう書いてあります。
■豆知識2
テキーラ及びメスカルは蒸留酒(Spirits)。 蒸留したままの物を「ホワイトテキーラ」、樽で熟成させた物を「ゴールドテキーラ」と言います。 白はドライでシャープな口当たりで少々青臭さが残ります。 ゴールドは樽の芳香に熟成された味わいが有ります。 グサーノ・ロホは、ゴールドです。
■豆知識3
赤い天然染料「コチニール」の原料は、メキシコ地方のウチワサボテンに着くコチニール・カイガラムシで、和名は臙脂虫(エンジムシ)。 グサーノ・ロホとは別です。
■豆知識4
なぜ虫が入っているかというと、アルコール度数が高くて混じりっ気の無い事を証明する為だとか。
太陽と竜舌蘭と芋虫(背景白)(マヤ紋様)
〃(ヒマワリ色)(マヤ)
〃(スカイブルー)(マヤ)
〃(白)(FROM・MEXICO)
〃(ヒマワリ)(MEXICO)
〃(スカイ)(MEXICO)
ボトルとグラスとライムと芋虫(白)(マヤ)
〃(ヒマワリ)(マヤ)
〃(スカイ)(マヤ)
〃(白)(IN TEQUILA)
〃(ヒマワリ)(IN)
〃(スカイ)(IN)
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