✏お守りコラム
−第1回−
【1/3】

🔶夫婦仲とアリジゴク
『アリジゴクをそっと枕元に忍ばせておくと、夫婦仲が良くなる』という話をご存じですか? アリジゴクは、寿命が短い事で知られるウスバカゲロウの幼虫で、縁側の下とかの薄暗い土にすり鉢状の穴を掘って、そこに落ちてくる蟻を捕まえます。 こんなのを枕元に置いたら、かえって夫婦喧嘩になってしまいそうですね。 なんでこんな言い伝えが残っているのでしょう?
「蟻地獄」というコトバには『一度はまったらいっかんの終わり』という響きが有りますが、実際はそうでもありません。 元気なアリはいとも簡単に這い出てしまいます。 それに、しょっちゅう蟻を貪り喰っている訳ではなく、一度食べたら2〜3日は捕食しません。
こんな事から、夫婦生活というものは決して楽な事ばかりじゃないんだよ、アリジゴクの様にじっと耐えなければいけない時も有るんだよ、と教えてくれているのではないでしょうか。

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