✏お守りコラム
−第5回−
【3/4】
所変わってこの日本では、10月31日は神無月の晦日(みそか=末日)。
神無月(かんなづき)とは、10月の古称で、文字通り日本中の神様が居なくなってしまうと信じられています。
神様達はいったいどこに行ってしまうのでしょう。
答えは島根県の出雲(いずも)。
ひと月の間何をするのかというと会議です。
出雲には日本の神様のリーダーが居るらしく、そこで本年の報告と来年の打ち合わせをします。
議題は全国の人間、すなわち我々の運命、とりわけ誰と誰を縁結びさせるかです。
ハロウィンに先祖の霊が降りて来るのも、神無月に神様が居なくなってしまうのも、秋の収穫を祖先や神に感謝するという考えがベースに有ります。
日頃『苦しい時の神頼み』を愛用している人も、せめてこの10月くらいは感謝の気持ちを持ちたいものです。
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