✏お守りコラム
−第14回−
【2/4】
次に三角。
古代数学者のピタゴラスが、最も調和のとれた数と呼んだのが「3」。
ピタゴラスの定理を挙げるまでもなく、三角形は前述の丸と共にあらゆる図形の基本です。
三角形と円は数学、物理学、もっと言ってしまえば自然科学の根本なのです。
そんな考えが遠因なのでしょうか、西洋には聖なる三角形(TriForce)信仰というものが有ります。
三角形は生命の象徴として神聖視されたのです。
『ハシゴの下をくぐると不吉な事が起きる』というのも、危ないから止めなさいという注意を、聖なる三角形に結び付けた言い伝えです。
『パイやピザの先っぽの三角形を切っておき、それを最後に食べると願いが叶う』というのもそう。
美味しい先っぽを先に食べて、端っこを残してしまうお行儀の悪い人への戒めが目的なのですが、とても夢が有ります。
≪参考≫
三角のお守りの例:
アブラカダブラ(ヨーロッパ)
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