✏お守りコラム
−第15回−
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ハートのお守りは、既に紀元前の古代エジプト期には存在していて、その頃の物は今のハートよりずっと心臓に近い形をしていました。 色も、今のハートはピンク色が中心ですが、当時は赤い材質で作られました。 エジプト人は魂が心臓を離れると肉体が滅びると信じていましたので、ハートは邪悪な力から命を守るお守りとして身に付けられたのでした。 その後いつどこの段階で、クビレが入ったのかは定かではありません。 しかし、このクビレが何を意味するのかは、多くの研究者の間で見解が一致しています。 クビレは女性のお尻です。 いや、もっとハッキリと言った方が良いでしょう。 女性の性器を表しています。 そして、このクビレの有るハートが広まるにつれ、ハートは生命の象徴から、別の意味、皆さんご存知の恋愛の象徴へと変わっていったのです。
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この様にハートは、千年を越える長い歴史の中で作られた人工的な形です。 しかし、自然界の中には、人工的なはずのハートの形をした物が色々有ります。 そして、それらはハートの形故に、恋愛のお守りという新たな使命を託される事が多いようです。 次頁から、その一部を紹介したいと思います。

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