✏お守りコラム
−第27回−
【4/4】

あれ? それなら、オスの三毛猫は"珍しい"どころか、絶対に有り得ないのでは? はい、染色体が正常ならば有り得ません。 つまり、オスの三毛猫は染色体に異常を持ったネコなのです。 外見はオスなのに、中身はメス。 たぶん子孫は残せません。 可哀相なネコです。
ある学者によると、オスの三毛猫が発生する確率は1/3万だと言います。 もし、オスの三毛猫を見つけたら、騒いだりせずにそっとしといてあげましょう。
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他の4ヶ所にも少しだけ触れておきます。
[エリア6]ColorPoint
このエリアに優性のC遺伝子が有る場合は、毛の色に何の影響も与えません。 日本のネコは殆どこれです。 ここが劣性のc(b)型のペアの時にチョコレート色、同じく劣性のc(s)型のペアの時に、一定の部位だけ色が濃くなるシャム猫の様な模様になります。
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[エリア7]Tabby
縞模様(タビー)を決定する領域です。 強い順にT(a)Tt(b)の3つのタイプが知られています。 Tがいわゆるトラ猫になる遺伝子です。 T(a)は霜降り模様に、t(b)のペアは渦巻き模様になります。 どちらも日本のネコにはあまり見られませんね。
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[エリア8]Ino
優性遺伝子Iが有る時だけ、毛の黄色い色素を薄くする作用が有ります。 黒い成分には影響が有りません。
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[エリア9]Dilute
[8]とは違い、劣性遺伝子dが結合した時にだけ、全体の色が薄くなります。
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以上が、ネコの毛色を決定する遺伝の仕組みです。 少し複雑ですが、これで全てのネコを把握する事が可能です。 例えば近所の…。 え? もうこれ位で十分?
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らぶタン🐶お守りなのに、今回はネコの話に力が入ってしまいました。。。
筆者のネコ好きがバレてやしないか心配です(😸)。

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