らぶタン✏こぼれ話
−第3回−
🔷象形文字の意味
エジプトの定番お守り「スカラベ」。
獣のふんを餌にするコガネ虫の仲間で、日本では「ふんころがし」と呼ばれます。
上手にふんを転がして球状にし、その中に卵を産み付けます。
卵からかえった幼虫はふんを食べて育ち、ふんの中でさなぎになって、成虫になると外に出て来ます。
排泄物のふんから新しい命が出てくる様を見て古代人は復活の象徴と尊んだのです。
◇◇
さて、らぶタン●お守りには、スカラベをモチーフにした『復活』のフレームが有ります。
フレームに下図の様な象形文字が描かれているのですが、これは何を意味しているかご存知ですか?
これは、ずばり「ツタンカーメン」です。
ツタンカーメンと聞くと、一昔前は「暗殺された」とか「非業の死を遂げた」とか、「墓の発掘に携わった人物は皆、呪(のろ)いで不幸な最期を迎えた」とか、とにかく恐いイメージが有りました。
しかし、最近の研究では、確かに若くして亡くなった王ではあったけれど、特に謀略が有ったとかの悲惨な一生ではなかった事が分かっています。
発掘した人達の噂話にしても、統計学上何らおかしな点は無いそうで、例えば当時の平均寿命が50才位で、発掘隊の各部署の責任者が全員40代だったとして、「指揮をとっていた者は10年以内に全員死亡した」ってレベルの話なんだそうです。
という事で、ちっとも縁起悪くありませんから、デザインに採用させていただきました☺。
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