五月の歳時記🎏
【端午】

端午とは月の初めの午(うま)の日の事で、毎月有ります。 初午の日は毎年違うのに、なぜ5月5日を端午の節句と言うのでしょう?
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昔の中国の算術では、5は悪い数字とされました。 そこで「五月」という言い方を避け、「喜月」や「端月」と呼んでいました。 「端」とは「正」という意味です。 5月1日は「端一」、2日は「端二」、3日は「端三」。 何だか電池みたい(あれは「単」か…)ですが、5月5日を「端五」と言ってしまっては、せっかく五を嫌ったのに中途半端ですので、同じ読みの「午」を充てました。
五行
5が2つも重なる不吉な日ですから、中国の人は色々な邪気払いをこの日にしました。 ちょうど、病害虫が出始める季節とも重なります。 魔除けの効果が有る茅(ちがや)の葉で巻いた粽(ちまき)を食べたり、玄関にこれまた魔除けの効果が有る菖蒲を飾ったり、「五毒」と呼ばれる魔除けのオマジナイの刺繍が入った服を子供に着せたりしました。
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🟩お守り
茅待受
茅フレーム
五毒図
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