旧暦の1月1日は(新暦に直すと)毎年変動します。
今年(2024年)の旧暦正月は、2月10日(土)です。
春節の行事は、旧暦1月15日まで続きます。
春節の赤い提灯
📆祭竈節、送竈(12/23)
かまどの神「竈神(ソウシン)」が、天に報告をする旅に出る日。
"甘い"報告をしてもらう為に、飴をお供えする家も有ります。
📆掃房日(12/24)
大掃除をして年越しの準備を始める日。
昔「三屍神」というとても意地悪な神様が居て、天に人間の悪口を有る事無い事喋ったので、天が怒って蜘蛛の巣が張っている家は全て潰す様命令しました。
三屍神は面白がって家々に蜘蛛の巣を掛けて回りましたが、竈神がそれを発見し、蜘蛛の巣が張らない様に毎年12月24日に掃除をしなさいと人々に言い付けました。
📆除夕、年三十(12/31)
竈神が天から帰って来る日です。
家族で餃子を作ってお供えをします。
餃子は元寶(ゲンポウ)
という昔の金塊の形に似せて作ります。
いくつかの餃子の中にきれいに洗ったコインを入れておいて、一番最初にそれを食べた人は翌年お金持ちになると言って喜びます。
西洋のクリスマスプディングに良く似た習慣です。
「春聯」という正月用のお札を玄関の左右に貼ります。
日本では門松を大晦日に飾るのは、たった1日前に飾るのは歳神様に失礼という理由で忌み嫌われますが、中国ではたいていこの日に貼ります。
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📆初一(1/1)
親戚や友人知人、お世話になった家に年始回り「拝年」をします。
ただし、1月1日だけは奇数(陽)が重なるので、女性(陰)は外出を控えます。
春節に、破、苦、空、割、砕、終、絶、亡、失などの縁起の悪い言葉は口にしてはいけないそうです。
📆(1/2)
この日から女性も晴れ着を着て挨拶に出かけます。
嫁いだ娘が実家に帰って来る日でもあります。
📆初五、破五(1/5)
お供え物を祭壇から下げて普通の生活に戻る日。
大晦日からこの日までの5日間、火を付けず、鋏・包丁・針に触らず、ゴミを捨てずに居ると災いに遭わないと言います。
日本の「松の内(1/1〜7)」も同じ様な事が言われており、そのコンセプトに基づいたのがお節料理です。
この日を過ぎたら色々な「〜べからず」から開放されるので「破五」。
1月5日は、財産を配る神「財神」の誕生日とも言われています。
📆元宵節(1/15)
一連の正月行事の最終日。
日本の小正月(こしょうがつ)に相当します。
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