✏お守りコラム
−第3回−
【1/3】
🔶花も実もある…
花や実は成功、成果の代名詞。
それ故、これらをモチーフにした縁起物は全国に数多く存在します。
ところが、『花が咲かずに実が生る』植物、『花は咲くけど実が生らない』植物は、忌み嫌われる事が多いようです。
まずは、イチジク。
漢字で「無花果」と書くように、花が咲いた形跡が無い枝に実が付きます。
これ、"種"明かしは簡単で、私たちが果実だと思って食べているのが、"実"は花なんです。
「イチジクの木は植えるものではない」なんて言い伝えが有りますが、これは日陰を好み、葉がよく茂るのでますます日当たりが悪くなりますよ、と注意してるのです。
なので、食べるぶんには運を落とす事なんか有りません。
では、本当に『花が咲かずに実が生る』植物は何でしょう。
身近なものではスミレがあります。
え?
スミレって花咲くじゃん。
そう、春のスミレはちゃんと花が咲きます。
しかし、秋のスミレは花が開かずに結実します。
難しいコトバで閉塞花と言うそうです。
昔の人もこの事をあまり知らなかったせいか、スミレに関するタブーはこれといって有りません。
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