✏お守りコラム
−第4回−
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時は進んで安土桃山時代。 豊臣秀吉に仕えた蒲生氏郷(がもううじさと)が会津の領主となった際、城下の産業振興を目的に、京都から様々な職人を呼び寄せました。 その中に張り子(はりこ)と呼ばれる、木型に和紙を貼って作る人形の技術も有り、モチーフとして選ばれたのが、先の虚空蔵の赤牛伝説だったのです。 こうして赤ベコは誕生したのですが、ここまでは日本各地の古い民芸品に良く有る、少々神がかり的な由来の範疇だと思います。 筆者が「不思議」と感じたのはその後の話です。

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