✏お守りコラム
−第5回−
【2/4】
さてハロウィンの風物詩と言えば「Jack-O'-Lantern(ジャックオーランタン)」と呼ばれるオバケちょうちんですね。
この『Jack』って、どこの誰なんでしょう?
その昔、アイルランド(ケルト人の末裔が多く住んでいた地)に、ジャックという悪人が居ました。
万聖節の前夜祭、つまりハロウィンの日にとうとう悪魔が彼の所にやって来て魂を奪おう(地獄に連れて行こう)としました。
ところが、言葉巧みに騙して、逆に「決して命を奪わない」と悪魔に約束させてしまったのです。
そんな彼も月日が経ち、死ぬ時がやって来ました。
生前の悪行の為、天国には行けないので、彼は地獄行きを望みました。
しかし、悪魔に「約束は破れない」と断られ、代わりに地獄の炭をもらいました。
仕方なくジャックは、かぶらで作ったランタンにその炭の火を灯して、現世をさまよい歩く事になったのです。
かぶらと聞いて「?」と思った方も多いのではないでしょうか。
元々はカブやトマトで作っていたのが、ハロウィンの風習がアメリカに渡ってからカボチャが使われるようになったそうです。
それと同時に宗教色も薄れ、現代のお祭り騒ぎ的なものへと変わって行きました。
▶次ページ
⏪コラム一覧へ戻る
↩トップ(0⃣)