✏お守りコラム
−第6回−
【2/3】

このカーゴカルトを紹介した映画として「世界残酷物語」(1962伊)が有ります。 題名通り、世界の残酷な風習を集めたドキュメンタリーで、そのラストにカーゴカルトが登場します。 恐らく作者には、一番残酷な物として映ったのでしょう。 ただしこの映画、今で言う「ヤラセ」的なシーンが多い事でも知られていますので、フルに鑑賞するのはあまりお勧めできません。
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もう少しソフトに(と言うよりはドタバタ喜劇風に)描かれているは「ブッシュマン」(1981南ア)です。 ブッシュマンの村の上空を飛んでいたセスナの乗員が、不注意でコーラの瓶を落としてしまった事から、村中が大騒ぎになるというお話です。 結局、村の酋長である、あの有名なニカウさんが、神様が住んでいそうな地に瓶を返してハッピーエンドとなります。
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逆に悲劇的な結末を迎える話として、筆者の頭に浮かんだのは「続・猿の惑星」(1970米)です。 傑作と評される事の多い第1作に比べ、ややB級の線は否めませんが、そこで描かれているのは、核戦争後にわずかに生き残った人類が、あろう事か彼らの生活を一瞬で変えてしまった核ミサイルを神としてあがめ信仰する異常な世界です。 最後には、猿との戦いで"神様の力"に頼り、両者とも滅んでしまうという何とも後味の悪い作品です。

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