✏お守りコラム
−第9回−
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同じ様に効果が疑問視される物に『信楽焼の狸』が有ります。
信楽焼の狸
商売繁昌の縁起物として知られていますが、泥棒除けにもなると言われています。 泥棒がこれを目にして、狸に騙されるみたいに葉っぱのお金なんかつかまされたら割に合わねーや、って考えてくれるのを期待してるのでしょうか。
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もっと滑稽なのは『家を空ける時に、玄関先に草履を置き、その上にたらいをかぶせておくと盗人が入らない』という言い伝えです。 あんたもこの草履の様にすぐに足が付くよ! という意味らしいのですが、こんな事したら「今留守ですよ」ってわざわざ公言しているようなもので、かえって逆効果な気がします。
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いや、ちょっと待って。 隣近所の人がこのオマジナイを見かけたら、どうするでしょう? きっと「あそこの家は今ちょっと留守にしてるから」って、人の出入りに一層の注意を払うに違いありません。 近所の目。 盗人にとって一番の難敵です。 「草履にたらい」が、近隣に留守を意識させる為だと考えれば、これは非常に効果的だと言えるのではないでしょうか。 現代でも十分参考になると思いませんか?

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