✏お守りコラム
−第17回−
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🔶富士山信仰と富士塚
日本は、国土のおよそ70%が山林です。 私達は緑の山を、当たり前のように近所で目にする事ができますが、これは世界的にはマイナーな環境なのです。 日本人は、太古の昔より数え切れない恩恵を山から受けて暮らしてきました。 その日本で、神様は山に住んでいる、もしくは山自身が神様だと考えるようになったのは、ごく自然な流れだと言えましょう。 そして「霊山」「霊峰」と呼ばれる、神仏を祀ってある山々は特に、人々からの信仰を集めたのでした。 霊山に入るには、その前に心身を浄めなければならず、初心者は山で修行を積んだ者の案内が必要とされました。 また、夏の一定期間を除き、入山を禁じていた所が殆どで、登山の解禁日である7月1日の「山開き」や、それに備えて6月30日に身を浄める「茅の輪くぐり」の行事は、今でも各地に残っています。

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