✏お守りコラム
−第20回−
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さて、先程からヨーロッパの夢をいくつか挙げていますが、ヨーロッパの言い伝えには日本に無い特徴が有ります。 それは、同じ夢でも見る人の性別や立場で吉凶が変わる事です。
例えば、雷に打たれる夢は、未婚の男性ならば近く結婚が有りますが、妻帯者だと妻が離れて行く恐れが有るとか。 若い女性と結婚する夢は、病人が見ると死ぬと言われますが、仕事を始める人が見たら幸運。 未亡人と結婚する夢は、古い事件や仕事を抱えている人にはラッキーで、それらが一段落する兆し。 新しく事件や仕事を抱えた人は、それらがこじれる事を意味するそうです。 月の中に自分の姿が映る夢は、子供の居ない男の人が見たら男の子が生まれ、女の人だったら女の子が生まれる。 複数の流れ星の夢は、お金持ちが見ると凶。 一般庶民ならば、特に無し。 ちなみに1個の大きな流れ星は、誰が見ても大吉。 太陽が西から昇る夢は、病人が見たら回復の兆し。 健康な人が見たら「?」。 それから、嵐の夢は近い内に困難や危険に遭う知らせ。 ただし、現在そのような状況にある人と下僕(召使い)はセーフ。 などなど、どれも17世紀頃のイギリスの言い伝えです。 時代と文化の違いでしょうか。 あまり見る事の無さそうな夢が多いような気がします。

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