✏お守りコラム
−第20回−
【3/4】
さて、先程からヨーロッパの夢をいくつか挙げていますが、ヨーロッパの言い伝えには日本に無い特徴が有ります。
それは、同じ夢でも見る人の性別や立場で吉凶が変わる事です。
例えば、雷に打たれる夢は、未婚の男性ならば近く結婚が有りますが、妻帯者だと妻が離れて行く恐れが有るとか。
若い女性と結婚する夢は、病人が見ると死ぬと言われますが、仕事を始める人が見たら幸運。
未亡人と結婚する夢は、古い事件や仕事を抱えている人にはラッキーで、それらが一段落する兆し。
新しく事件や仕事を抱えた人は、それらがこじれる事を意味するそうです。
月の中に自分の姿が映る夢は、子供の居ない男の人が見たら男の子が生まれ、女の人だったら女の子が生まれる。
複数の流れ星の夢は、お金持ちが見ると凶。
一般庶民ならば、特に無し。
ちなみに1個の大きな流れ星は、誰が見ても大吉。
太陽が西から昇る夢は、病人が見たら回復の兆し。
健康な人が見たら「?」。
それから、嵐の夢は近い内に困難や危険に遭う知らせ。
ただし、現在そのような状況にある人と下僕(召使い)はセーフ。
などなど、どれも17世紀頃のイギリスの言い伝えです。
時代と文化の違いでしょうか。
あまり見る事の無さそうな夢が多いような気がします。
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