✏お守りコラム
−第25回−
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🔶マンドレイクのおはなし
マンドレイク(Mandrake)、別名マンドラゴラ(Mandragora)は、ヨーロッパを中心に数々の神話や伝説に登場する植物です。 現代でもファンタジーノベルやムービー、ロールプレイングゲーム等に欠かせない存在です。 地上部分は全く普通の草なのに、地中の根は人間そっくりの形をしています。 とても奇妙な姿ですが、知らずに近くを通りかかった人に襲いかかる様な「モンスター」ではなく、薬草、特に邪悪な力とか魔法によって受けてしまった傷や病気を治す存在として扱われます。
マンドレイク
マンドレイク
最近の作品では、「ハリーポッター」の第2作「秘密の部屋」(*注1)で出て来ます。 秘密の部屋に棲む「バジリスク」というモンスターは、ギリシャ神話の「メデューサ」(別名ゴーゴン)と同じ様に、見た者を石に変えてしまう恐ろしい力を持っています。 石に変えられてしまった仲間を元に戻す薬が、マンドレイクから作られるという設定でした。 映画版(2002米)では、とってもグロテスクに描かれていて、ちっとも可愛くありませんでしたね。
◇◇
可愛い姿をしていたのは、「魔法戦隊マジレンジャー」(*注2)の「マンドラ坊や」です。 知らないですか? マジレンジャーは日本の男児向けのいわゆる特撮ヒーローもので、もう30年も続いている人気TVドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」の第29作目です。 初代の「ゴレンジャー」は年配の方でもご記憶に有るのではないでしょうか。 マンドラ坊やは、その名の通りマンドラゴラをモチーフにしたキャラクターで、主人公の5人の魔法使い達に色々アドバイスをするという役柄でした。
◇◇
モンスターとして出て来たのは、日本を代表するコンピュータRPG「ドラゴンクエスト」の第6作「幻の大地」(*注3)です。 ゲームの最初の頃に現れる、いわゆる"やられモンスター"。 HPはたったの9。 呪文は使ってきません。 特技は「さそうおどり」。 たまに薬草を落とします。

調子に乗って、知ってる人しか知らない事を書き始めています。 誰か止めてください!

*注1:
Harry Potter and the Chamber of Secrets
J.K. Rowling 著 (1999年)

*注2:
東映、TV朝日 (2005-6年)

*注3:
エニックス(現スクウェア・エニックス) (1995年)

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