✏お守りコラム
−第27回−
【2/4】

なぜ三毛猫はメスなのでしょう? 茶トラのオスは白黒のメスが好きとか、黒ネコは白と茶のネコに惹かれるとか、そういうのが有るのでしょうか。
話を整理する為、ベン図を作ってみました。 (物好きですね😏)
Venn Diagram
体が白い毛だけで覆われていたなら@の所。 サザエさん家のタマのような白猫ですね。 か弱いイメージが有りますが、ネコに限っては気性が荒い個体が多いように思えます。
黒い毛だけのAは黒猫。 某運輸会社の商標になってるネコです。 ネコの魔性っていうか、神秘性に一番ぴったりの色ですが、意外とおとなしい性格が多いようです。
茶色だけならBの所で、茶トラになります。 人気が有って、すぐに里親が見つかるので、ノラ猫では一番見かけない毛色かもしれません。
白と黒の2種類の毛が生えているならC。 日本画に良く有る白と黒のブチ猫です。
白に茶色のブチ猫ならD。 以前は良く見かけたネコですが、最近見ませんねぇ。
Eの所は黒っぽい虎猫、黒トラです。 筆者の近所では、この黒トラのノラが一番幅を利かせています。
そして、Fの所。 白と黒と茶の3色全ての毛を持ったネコが、三毛猫です。
◇◇
さて、ここまでお付き合いくださった皆様に、申し上げにくいのですが、先のベン図とその説明は、単に『近所でよく見かける猫を毛の色で分類してみよ〜う!』っていう小学校の「集合」の授業みたいな話で、ネコの毛色の遺伝とは全く関係有りません。 白猫と黒猫の両親から白と黒のブチ猫が生まれて、その子が茶トラと結婚すれば三毛猫が生まれる、みたいな単純な物ではないのです。 実際の遺伝の仕組みはこれより複雑で、話が少し長くなるのですが、どうしましょうか? え? 出し惜しみするなですって? 分かりました、そこまでおっしゃるなら書きましょう! なので次頁からちょっと気合いを入れて読んでくださいね。

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