✏お守りコラム
−第32回−
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🔶地域によって吉凶が変わる物事
ある国や地域で縁起が良いとされる物が、別の国や地域ではどうって事無いごくありふれた物、というケースは良く有ります。 例えばコウモリ。
蝙蝠
蝙蝠(コウモリ)
日本ではどっち付かずの日和見(ひよりみ)主義者を揶揄(やゆ)する時に、この動物に例えたりしますが、別段不吉だとか縁起が悪いという物ではありません。 一方中国では大変縁起の良い動物とされます。 「蝠」と「福」が同じ発音だからです。
◇◇
オウムも中国では縁起が良く、愛情と善意のシンボルです。 特に南部ではラブレターを運んで来る鳥と信じられています。
鸚鵡
鸚鵡(オウム)
しかし日本の若い女性が、競ってこの鳥を飼っているという話はとんと聞きません。
◇◇
かような話はしだしたらキリが有りませんが、では、ある国や地域で縁起が良いとされる物が、別の国や地域で逆、すなわち縁起が悪い、不吉だとされるケースはどうでしょう? これも少なからず有ります。 これからいくつかの例を挙げてみますが、読み進めて行くうちに、皆さん"何か"に気付かれると思います。 地域によって吉凶が変わる物事には、ある法則が隠れているのです。

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