✏お守りコラム
−第33回−
【3/5】
[❓]
捨てるのに困っています…。
[🅰]
ミサンガは切れたら土に返す。
照々坊主は、晴れたらお酒を飲ませた後、川に流す。
等々、細かなしきたりが有る物も少なくありませんが、基本的には授けてくれた所に、ささやかなお礼を添えてお返しするのが良いでしょう。
人からもらった物や、お店で買った物は、あまりご迷惑にならない大きさでしたら、自分の住んでいる土地にゆかりの社寺に参拝し、祭壇の隅や拝殿の脇などに、要らなくなったお札やお守りを返す箱(この箱の事を「お払い箱」と言います)がひっそりと置いてありますので、それに入れるのが良いと思います。
どんど焼き(*注)の習慣が有る地域でしたら、その時に正月飾りと一緒に火にくべるのも良いでしょう。
いずれにせよ、プラスチックの部分は取り外して、それだけは「プラの日」に他のゴミと一緒に気にせず出しちゃってください。
そんな事しても、バチなんか当たりません。
大切なのは感謝の心です。
◇◇
待受や写真フレームのお守りに関しては、お友達やご家族からもらった励ましのメールと同じだと思ってください。
気軽に送り合う間柄でしたら、その都度消して構わないし、一生を決める転機となった物ならば、そっとしまっておけば良いでしょう。
大事なのは、捨て方とっておき方ではなく、あなたの心にどう刻まれたかです。
*注:
小正月(1月15日)、町内の広場などに、その年の正月に飾った松飾りや前年に開眼した(願いが叶って両目を入れた)ダルマなどを持ち寄り、火を付けて燃やす行事。
全国的に行われていますが、特に甲信越地方で盛ん。
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