✏お守りコラム
−第14回−
【1/4】
🔶縁起の良い形
○△▽□◇…。
私達の周りには実に様々な"形"が有ります。
その中には、"形そのもの"が縁起が良いとされる物も有ります。
まずは何と言っても丸。
丸の代表選手と言えば。。。
そう「太陽」です。
私達の暮らしは、太陽の恵みと切っても切り離せません。
太陽即ち福。
故に太陽と同じの形をした物は縁起が良いとなるのも、極めて自然な流れです。
達磨、卵、団子、薬玉、銭、豆、玉、毬、千両万両、盃、鏡、真珠等々。
みんな縁起物ですね。
さて今、わざと例に挙げなかった丸い縁起物が有ります。
何でしょう?
お餅です。
お餅の語源って知ってます?
これは望月(もちづき、満月の事)から来ているという説が有力です。
太陽の次に身近な天体「月」。
月は農耕に欠かせない暦を知る上で大変重要な存在です。
潮の満ち引きや、女性の生理、妊娠、出産に深く関わっている事を、人類は太古の昔から知っていました。
月が五穀豊穣、子孫繁栄の象徴とされたのも、そして稲作農業中心の日本で、お目出度い席にお餅が必ず突かれたのも至極当たり前の事でした。
◇◇
天体以外に球形をした物で忘れてならないのが「目」です。
太陽や月が諸々の恵みを意味するのに対し、目をモチーフにしたお守りは、悪い物を追い払う目的で作られます。
魔物に『睨みを利かす』訳です。
こういった呪術的な解釈にとどまらず、実生活に於いても周りをよく見て行動する事は、今も昔も幸せになる鍵である事に変わりは有りません。
≪参考≫
目のお守りの例:
ナザル・ボンジュウ(トルコ)
ホルスの眼(エジプト)
ボートアイ(マルタ)
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